外転神経麻痺の経験談

左外転神経麻痺が自然に治癒せず手術した患者の経験談を載せます。

注意 筆者は一患者であり、医療従事者ではありません。そのため、専門的な知識を有していないため表記などに誤りがあるかもしれません。私はこの病気を発症してから他の患者さんの経験談とかを探したのですがなかなか見つからなくて不安を抱えたまま治療しています。
そのため、同じ悩みを持つ人が一人じゃない、少しでも分かち合えて不安が少なくなればこの記事を書いて良かったと思います。

  1. 発症までの経緯
    私が左外転神経麻痺を発症したのは2020年6月です。約10mの橋から転落し、外傷性くも膜下出血、複数箇所の骨折などなど大変でした。笑
    そのうちの一つとして外転神経麻痺を発症しました。しかし、発症当初、前向性健忘という新しいことを記憶できないという症状があったため発症当初の感情などは覚えていません。前向性健忘が徐々に回復していき記憶できるようになるころには外転神経麻痺による複視がありました。
  2. 基本情報
    発症当時私は19歳でした。性別は男性で地方の私立大学に通う大学2年生でした。転落外傷の前までは大きな病気もなく健康でした。
  3. 発症後から退院まで
    この時の見え方は、右目に邪魔な像が入ってくるというイメージで斜視の角度も大きく複視というより左右で全く別な映像を見ているという感じでした。
    私は転落外傷により約2ヶ月間入院しました。外転神経麻痺だけだったら入院はしなかったと思います。(コロナでリモート授業だったため病室から受講しフル単しました。)
    入院中も何度かHess検査(赤緑のドラゴンレーダー的な検査)をしました。多分目の動きの範囲を見る検査かな?結果は改善が見られませんでした。一度リハビリの病院に転院し3週間ほど入院したのですがその病院では(眼科があったかどうかは分かりませんが)特に何もしませんでした。
  4. 退院から手術ができる病院に紹介されるまで
    リハビリの病院を退院したあと、急性期の病院の眼科に通院しました。発症から約3ヶ月が経過していました。この時もHessチャートをやったのですが、麻痺眼の見えている映像を脳が抑制していてうまく検査できませんでした。(複視を抑えるために左目を抑制して右目を中心に見るようにしていたそうです。)
    自然に治癒する可能性があるため半年は様子をみて、それでも治っていなかったら手術と言われていました。怖くて手術したくないので自然に治れ!と願っていました。
    しかし、半年が経過し治らなかったため手術ができる斜視の専門医がいる大学病院に紹介されました。
  5. 紹介後から手術まで
    紹介され初診のときに、3.で「この時の見え方は、右目に邪魔な像が入ってくるというイメージで斜視の角度も大きく複視というより左右で全く別な映像を見ているという感じでした。」と書きましたが、この状況をうまく説明できなかったのですが医師から「2つに見えるってよりは邪魔な像がある感じかな?」と言われ、「あ、言わなくても伝わってる。専門医すげー」と思いました。
    この初診時に手術の日程を決めました。何回か通院して検査とかしてから手術日を決めるのかなと思っていたので手術を受ける覚悟を決める前に手術日が決まりました。笑
    2泊3日の全身麻酔で手術することになりました。手術の1ヶ月くらい前に手術を受けるための血液検査、レントゲンなどを撮って麻酔科を受診しました。手術の1周間くらい前にはPCR検査を行いました。
  6. 手術入院・手術
    手術の前日に入院し経過良好であれば翌日退院という日程でした。
    入院時初めての全身麻酔での手術で緊張していたからか体温が37℃前半でコロナ疑いで個室に移動させられました。無料で個室を使わせてくれたので正直ラッキー。笑 同時に37.5℃以上だったら手術延期と言われて焦ったのですが。。。前日、病室に先生が来てくれて「手術まであまりお話できなかったけど、何か聞いておきたいことある?」など優しく話をしてくれました。

    手術は年齢の若い順で行うとの事でしたが小児科病棟が当時改修中だったため20歳でしたが一番最初でした。
    外転神経麻痺の手術の体験談は検索しても出てこなかったのですが、斜視手術の体験談は出てきたのでそれを参考に手術のイメージを持ち、不安を和らげていました。
    さあ、いよいよ手術室へ。手術室でも麻酔が効くまで先生、看護師さんたちが優しく声を掛けてくださり緊張していましたが安心して手術に臨むことができました。全身麻酔ってガチでいつの間にか意識がなくなりいつの間にか手術が終わってるんですね。笑
    斜視の手術として内斜視に対しては外側の筋肉を強めるか、内側の筋肉を弱めるかが一般的?ですかね。
    私の場合、外側の筋肉に伝わる神経が麻痺していたため外側の筋肉を強めても意味がありませんでした。そのため西田法と呼ばれる筋移動術を受けました。眼の上と下の筋肉を外側に持ってくるというものです。それと、内側の筋肉を弱める手術、ボトックス(詳しくは後述)を併用する予定でした。しかし、西田法を行った時にかなり真ん中に寄ったため内側の筋肉は弱めず、西田法とボトックスの併用のみ行いました。
    手術時間は1時間程度で無事に終了しました。
    麻酔を止めて目が覚めます。「終わりましたよ」と言われてもいつの間にか寝ていたため、「もうおわったの!?」という感じでした。麻酔は止めましたが切れたわけではないので、また寝ます。1時間くらいで普通に起きれるようになったのかな?そこらへん曖昧です笑 ある程度したら先生が様子を見に来てくれました。眼に軟膏が塗ってあるから?か左目ははっきりと見えませんでしたが複視が軽減されていることはわかりました。もう、感謝しかないですよね。当日夜は麻酔の影響で食欲がなく、食べられませんでした。翌日朝は少し倦怠感は残っているものの普通にご飯を食べ午前中には退院しました。

  7. 退院から現在
    他院後も経過を見るために通院しています。ボトックスの効果は一般的に3ヶ月程度と言われているそうです。そのため、ボトックスが切れる頃にお追加投与してもらっています。一瞬で終わりますが、めちゃくちゃ痛い… ボトックスは筋肉を弱める作用があるらしく、左内直筋に打って内側の筋肉を弱めて真ん中に持ってくるために打っています。
    斜視は手術をしても手術前に戻ってきてしまう事があるそうで、私も戻りが発生しているようです。そのためボトックスだけでは足りないのでフレネル膜プリズムという、メガネに貼る見える方向を変えるプリズムを使用しています。

以上が左外転神経麻痺の発症から手術、現在の体験談でした。
何か患者として答えられる範囲で聞いてみたい事等ございましたら、フットサルの問い合わせページからお気軽にお問い合わせください!

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